2歳になってから毎朝登園前のイヤイヤがひどくて大変…。
でも保育園では楽しく過ごしてるみたいだし。
なんでこんなに嫌がるの?何か対処法はある?
0歳から保育園に通っているお子さんのご家庭も多いかと思います。
0~1歳時は、ママとのバイバイで多少ぐずることはあってもスムーズに登園できていたのに、2歳前後で急に登園前に激しくイヤイヤしだした…というご家庭もまた多いのではないのでしょうか。
朝はただでさえパパママも出勤前の忙しい時間帯。
そこで「保育園に行きたくないの~!!」と毎朝ぐずられてしまっては、朝から身も心も疲れ切ってしまいますよね。
そしてどうにも言うことを聞いてくれない子供にイライラ爆発、パパママが怒鳴って子供は泣いて、グズグズのまま登園…。
子供の泣き顔が頭から離れずパパママも仕事に元気が出ない、なんてこともあるかもしれませんね。
うちは次男の2歳台が特につらかったです。
長男もスムーズに準備できてないと余計にイライラして私は当たり散らして…。
出勤時は毎朝そんな自分を後悔してばかりでした。
なんでも拒否するイヤイヤ期、でも子供なりにイヤイヤする理由はあるはずです。
毎朝大変な「保育園イヤイヤ」の原因と対処法を紹介します!
2歳児が保育園を嫌がる理由
イヤイヤ期が発動すると言われている2歳前後から、保育園イヤイヤも激増。
すべてはイヤイヤ期が原因と思われがちですが、この時期は成長において大変重要な過程だそうです。
イヤイヤ期はいつから? 早い子、ない子、原因、叱り方まで幼児教育のプロが解説
そんな成長過程にある子供は、子供ならではの保育園イヤイヤの理由が必ずあります。
「イヤイヤ期だから」で終わらせては思考停止。
なぜ登園を嫌がるのか、子供目線で考えようとすることが大切です。
保育園イヤイヤの理由①パパママと離れたくない
保育園をイヤイヤする理由の大半がこれではないでしょうか。
2歳前後の子供の世界は、パパママがすべてだそうです。
そんな絶対的な存在であるパパママと離れなければいけない保育園ですから、そりゃイヤイヤしますよね。
でも登園時どんなに泣いていても、ほとんどの子供は保育園でのほとんどの時間を楽しく過ごしているそうです。
実際、あんなに登園時泣いていたのにお迎えのときには「帰りたくない」とグズることもありますよね?
実はこれは、とても良いことなんだそうです。
「帰りたくない!」とグズるほど保育園を楽しめているので、帰らせるのは大変ではありますが「良いこと」と前向きに受け止めてください。
それでもやっぱりおうちで大好きなパパママと過ごせば、離れたくなくて泣いてしまうのが2歳児です。
まだ「理性」や「我慢」が定着していないので、大好きな人といる時間が終わりになってしまうことを拒否してしまうんです。
保育園イヤイヤの理由②体調が悪くても言葉にできない
子供が体の不調をうまく訴えられるようになるのは、個人差はありますが年少以降ではないでしょうか。
うちの長男は体調がおかしいことを話せるようになったのは、5歳(年長)でしたから、それまでに親の観察眼もかなり磨かれました!
大人だって「今日はちょっと頭痛がひどい」「今日は内臓が疲れてる感じがする」とか「なんか胃が痛い気がする」なんてこと、ありますよね。
子供だって、ちょっとした体調不良とか気分がすぐれない日もあるはずです。
でも大人のように上手に言葉にできないので「泣く」「怒る」しか方法がないのかも。
ただ、親の気持ちとしては「そんなに毎朝体調不良ってことないよね?」というのが本音ではないでしょうか。
その通り、毎朝体調不良というわけではないことが大半でしょうから、単純に「眠い」という可能性も大いにあります。
保育園イヤイヤの理由③保育園で嫌なことがあっても言葉にできない
2歳では言葉が増えてきているお子さんも多いかと思いますが、それでも自分の感じたことを言葉で表現できるようになるのはまだまだ先。
「保育園で苦手なお友達or先生がいる」「プールが嫌」「お外遊びが嫌」などなど、子供なりに保育園の嫌なことがあるに違いないのですが、それをうまく表現することはできないため、登園前にイヤイヤしていることもあるようです。
保育園での様子は、親が直接見ることができないので、こればかりは察することは難しいですよね。
イヤイヤが激しい時期には、保育園での子供の様子を先生方に念のため確認しておきましょう。
よくイヤイヤ期は「共感することが大事」と言いますが、共感したくても内容が分からなければ難しいですよね…。
保育園イヤイヤ対処法アイディア3選
イヤイヤは仕方ないことですが、子供が前向きに気持ちを切り替えてくれるよう働きかける方法もあると思います。
子供により状況により、効果のある方法は異なりますが、我が家で効果を得た方法を紹介しますね。
保育園イヤイヤ対処法①一緒にいられる時間は思いっきりスキンシップ
即効性のある方法ではありません。
でも年長の長男、2歳児クラスの次男を登園させている現在、スキンシップが一番心を落ち着かせやすい気がします。
一緒にいられる時間は何かにつけて抱きしめて「大好き」を連発し、子供が抱っこを求めてきたときは、料理で火を使っている最中とかでない限りは極力応じるようにしていました。
朝の登園前はとにかく忙しいので、正直抱きしめている時間も心の余裕もないのですが、必ず家を出る前に1回、保育園で別れ際に1回はハグすることだけは抜かしませんでした。
私自身がしっかり抱きしめる余裕がある日ほど、イヤイヤしている子供も落ち着きやすくなりましたし、結局は「これが一番効果的かも?」と感じるところが多く、スキンシップだけは欠かさないようにしていました。
その効果かどうかはまったく分かりませんが、長男次男ともに登園前のイヤイヤ期は半年にも満たない程度で、それを乗り越えて以降、比較的スムーズに通ってくれている現在です。
保育園イヤイヤ対処法②会話を重ねつつ、イヤイヤから気をそらす
イヤイヤ期の対処法で代表的な方法のひとつに「気をそらす」というのがありますよね。
それと同じ対応で登園時もイヤイヤが発動しそうなときは、会話を重ねてネガティブな気持ちを忘れさせるんです。
楽しい会話例
・「今日保育園から帰ったら何して遊ぶ?」
・「今日の夕飯は何がいい?」
・「保育園の今日のおやつは何かな?楽しみだね」
・「保育園から帰ったら●●の絵を描いてほしいな~」
・「次のお休みは何して遊ぶ?どこの公園に行く?」
ポイントは子供がワクワクする内容の会話にすること。
「これくらいで?」と思うかもしれませんが、意外に効き目を発揮します。
大人だって、ネガティブな気持ちの時に楽しいことを想起して気持ちを落ち着かせたりしますよね。
子供も「保育園行きたくない」気持ちを完全に忘れてしまうわけではありませんが、楽しいことを考えていると気持ちが落ち着いてくるのではないでしょうか。
保育園イヤイヤ対処法③登園前の準備には楽しい遊びがたくさん!
登園前には楽しい遊びがあると子供が認識できるようにすることもおすすめです。
登園前の楽しい遊び例
・靴下の兄弟を探せ!(タンスの中から靴下の片割れ探し)
・玄関までペンギンごっこで急げ!(ママの足に子供の足を乗せて歩く)
・朝のファッションショー(何通りか服を用意して子供に選ばせる)
・自分で準備できるかな?準備リストにチェックを入れよう(登園バッグに入れるものを子供に準備させる)
・挨拶だれが一番?ゲーム(「おはよう」「いってきます」を元気に言えた人が一番!)
どれも私が登園前のバタバタの時間に、その場のアイディアで言ってみたものばかりですが、子供はノリノリになってくれました。
子供は楽しいことが大好きですよね。
それをパパママとできるなら、保育園をネガティブにとらえていたことも忘れて楽しんでしまうに違いありません。
大切なのはパパママが笑顔でいることだと思いますが、ぜひ試しにどれか取り入れてみてください!
保育園イヤイヤにしてしまうNG行動3選
どんなに保育園イヤイヤへの対処法を講じていても、そもそも登園自体を拒否してしまう可能性がある行動をしている場合には意味がなくなるかもしれません。
子供が登園を嫌がるNG行動を紹介します。
NG行動①睡眠不足
幼児が睡眠不足である場合、イヤイヤ期に関係なく朝はグズグズで大変なのだそうです。
実際うちも22時過ぎの就寝が定着してしまってからは、朝ごはんを食べなくなってびっくりしました。
保育園に通っている子供の年齢は広くはあれど、未就学児の場合、最適な睡眠時間は10時間以上とされているようです。
睡眠不足による影響は、集中力・記憶力・意欲の低下やイライラしやすくなるなど顕著に表れるんだとか。
大人だって眠くて会社を休みたくなることがあるのに、子供がすんなり保育園に行けるわけもないですよね。
NG行動②無理強いや「行かないと困る」などネガティブモチベーションで動かす
忙しい朝にイヤイヤされるとイライラが爆発して「もう保育園行かないなら知らない」「保育園行かないとパパママはお仕事行けなくて困っちゃうよ」などなど言ってしまいたくなります。
でも、ネガティブ感情を誘発して登園させるのはNGです。
ただでさえ登園に前向きになれない状況なのに、そこに登園させるためにネガティブな強制力を持たせると、より保育園への拒否感が強まります。
子供にとっては脅迫にも近いやり方なので、短期的にはそれで登園してくれるようになったとしても、長期的には親の言うことを素直に受け入れられなくなるかもしれないので控えた方がよさそうです。
大人だって、脅迫のような言い方をしてくる相手と信頼関係は築けませんよね。
大人だって、ネガティブな理由で行動を促されても受け入れづらいですし、それを継続しようとは思えませんよね?
子供は特定の体験にネガティブな記憶を紐づけると、それを払しょくすることが難しくなってしまうので尚更です。
NG行動③嘘をつかない
幼い子供の場合に対しては、ちょっとした嘘でだまし、親の望む行動を起こさせることも可能なので、そんなずるい手を使いたくなってしまうこともありますよね。
例えば、「今日はいつもより早くお迎えに行くから保育園に行こう」とか「保育園頑張れたらオモチャ買おう」とか。
これも即効性があり短期的には親の望む行動をとってくれるので、親としては楽な方法に間違いないです。
しかし子供は賢いので、この方法はすぐに「パパママが言っていることはきっと嘘だ」と見抜いて行動を起こさなくなりますし、そもそも親の言うことを信頼できず期待もしなくなってしまいます。
その場限りの嘘で行動を変えることは簡単ですが、そのとき登園してくれた以外のメリットがまったくない方法であり、長期的に見るとデメリットしかないので、やめたほうが無難です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毎朝の保育園イヤイヤとの向かい合い方、少しでも参考にしていただける部分があると嬉しいです。
イヤイヤ期はいつかは終わると頭では分かっていても、毎日それに向き合うのはなかなか大変なことですよね。
イヤイヤ期は子供の成長においてもとても大切な時期。
パパママが笑顔でポジティブに乗り切れるよう心から応援しています。
コメント